要注意!韓国で美容整形するデメリット
カウンセリングで要望があまり尊重されないことがある
デメリットの1つ目は、カウンセリングで要望があまり尊重されないことです。日本では患者の要望に応じて施術を行う医師が多いですが、韓国では顔のトータルバランスを重視する医師が多いです。例えば、鼻を高くしたいと希望して韓国に行ったのに、「鼻だけだとバランスが悪くなるから顎も削ろう」と提案されることがあります。要望と異なる施術を提案された場合、その施術が本当に自分にとって必要かどうかを慎重に考えてから美容整形を受けることが大切です。また、韓国で整形を受けた方の中には「一方的に施術の説明をされ、要望や細かなニュアンスが伝えられなかった」という方もいます。言語の違いがあり、思うようにコミュニケーションが取れないというデメリットも無視できません。そのため、日本語が話せる医師が在籍するクリニックや、通訳が同伴できるクリニックを選ぶことをおすすめします。
美的センスが日本と異なる
韓国ではトータルバランスを重要視
施術箇所や理想の形を明確にして、カウンセリングを受けましょう。
デメリットの2つ目は、美的センスが日本と異なることです。日本では「顔よりも心が大切」とされる一方で、韓国では外見が重要視されます。韓国では就活時に学力だけでなく見た目の美しさも重要視され、就活のために整形を受ける人もいるとされています。美容にかける時間も日本の約2倍というデータがあり、韓国では日常的に美容意識が高いことがわかります。この美意識の高さは施術にも反映され、韓国ではトータルバランスを重視するのに対し、日本では施術箇所の細部にまでこだわることが重視されています。そのため、韓国で整形後、似たような顔の人が多いと言われることがあります。そもそも美的センスが日本と韓国では異なるため、整形を受ける際には施術箇所や理想の形を明確にし、カウンセリングを受けることが重要です。
ダウンタイム中は日本に帰国しにくい
大規模な手術ほど滞在期間が長くなる
余裕のあるスケジュールを組みましょう。
デメリットの3つ目は、ダウンタイム中に日本に帰国しにくいことです。韓国での施術後、特に気になるのがアフターケアです。施術内容によりますが、骨切りや脂肪吸引などは、血腫(※1)の予防や感染症を防ぐために、経過観察が必要となることがあります。大規模な手術ほど滞在期間が長くなる傾向があるため、ダウンタイム期間を事前に確認し、余裕のあるスケジュールを組むことが大切です。日本に帰国後に感染症が発覚した場合、美容クリニックではなく病院にかかることになるかもしれません。手術方法が韓国と日本で異なるため、適切な処置を受けられるクリニックが限られていることが理由です。そのため、ダウンタイム期間中は韓国に滞在し、症状が落ち着くまで様子をみる必要がある場合もあります。
術後の再渡韓が必要になる可能性がある
デメリットの4つ目は、術後の修正で再渡韓が必要になる可能性があることです。万が一、術後に修正が必要になった場合、再度韓国に行き施術を受ける必要があります。その際の費用は自己負担となり、経済的にも体力的にも負担が大きいでしょう。また、骨切りや脂肪吸引などの施術は、数か月後に再度韓国に行き、経過を確認してもらう必要がある場合もあるため注意が必要です。
韓国の美容整形と日本の美容整形の比較
韓国は「整形感」を出す施術が得意
日本は自然な仕上がりを目指す傾向が強い
実際に韓国の整形と日本の整形にはどのような違いがあるのか、それぞれの特徴を解説します。
韓国は「整形感」を出す施術が得意 韓国の美容整形は、目が大きく鼻が高いなど、派手なデザインの整形が多い傾向にあります。顔全体のバランスを重視するため、結果として大きな変化があり、整形したと分かりやすい「整形感」が出ることが多いです。
一方、日本の美容整形は、整形したとわからないように自然な仕上がりを目指す傾向が強く、ナチュラルなデザインを好む人が多いです。韓国ではリスクや副作用よりも効果を優先する傾向がある韓国では、容姿を重視する文化があるため、リスクや副作用があっても効果を優先することが多いです。医師も派手なデザインを提案することが多く、患者もそれを受け入れる傾向にあります。
細部までこだわる技術は日本の方が評価が高く、韓国がトータルバランスを重視するのに対し、日本では細部にこだわる技術が高く評価されています。特に日本では、体にメスを入れる手術を希望する人が少なく、美容整形の多くは顔に集中しています。そのため、日本は部位ごとの整形や細部へのこだわりが強く、技術力が高く評価されているのです。
韓国と日本との文化的な違いや言語の壁があるため、コミュニケーションにおいて不安を感じることがあります。特に術前術後の説明が不十分な場合があるので注意が必要です。どんな専門的なクリニックでも、美容整形手術にはリスクが伴います。手術後の定期的なフォローアップや問題が起きた場合のアフターケアが、自国に比べて受けるのが難しいです。以上のデメリットを考慮した上で、慎重な計画が必要となります。
記事監修
皮膚科医師
美容医療について詳しく知りたい方は、専門医に相談しましょう。
私は、これまで皮膚科専門医として多くの患者様の診療をしてきました。シワ・たるみやしみなどを治療することで患者様の幸福度を上げるお手伝いができたらと思います。「自分に合った化粧品を知りたい」、「効果の高い化粧品を使いたい」、「美肌になりたい」など美容の悩みは人それぞれです。丁寧なカウンセリングより患者様一人ひとりに適したスキンケア方法を専門的な視点からお伝えし、皆様の綺麗のお役に立てられるよう努めています。
【資格・所属】
日本皮膚科学会
皮膚科専門医
アラガンジャパン ボトックスビスタ施注資格
アラガンジャパン ジュビダームビスタ施注資格
【経歴】
平成24年3月 名古屋大学医学部医学科卒業
平成24年4月 名古屋掖済会病院研修医
平成26年4月 名古屋大学医学部附属病院皮膚科入局
平成30年4月 協立総合病院皮膚科 勤務
令和 3年4月 なおみ皮フ科クリニック、あすか皮フ科クリニックにて保険診療、美容診療に携わる
令和5年4月 あんどう歯科・美容皮フ科を開業
Access
あんどう歯科・美容皮フ科
住所 | 〒466-0014 愛知県名古屋市昭和区東畑町1丁目40−9 |
---|---|
電話番号 |
052-734-7997 |
営業時間 | ■美容皮フ科 月、水曜日 15:00~17:00 木曜日 9:00~13:00 14:30~17:00 土曜日 10:00~14:30 |
定休日 | ■美容皮フ科 火曜日・金曜日・日曜日・祝日休み |
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