食いしばりにボトックスが効果的って本当？

過蓋咬合による歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりの原因はいくつかあります。一つは過蓋咬合によるものです。過蓋咬合とは、深い噛み合わせのことで、奥歯で強く噛みしめてしまうことが特徴です。この場合は、咬合調整や歯列矯正と共にボトックス治療で改善していきます。

奥歯で嚙む癖がある

もう一つの原因は、奥歯で嚙む癖があることです。現代の食事が柔らかい食べ物が多いため、前歯を使わずに奥歯で嚙む習慣がつきやすくなっています。この習慣が筋肉の緊張を引き起こし、睡眠中でも歯ぎしりや食いしばりをする原因となります。

ストレスによる歯ぎしり・食いしばり

さらに、ストレスによる歯ぎしりや食いしばりも増えています。現代社会や人間関係のストレス、新型コロナウイルスによる社会的な制約などが原因となっています。これらの場合は、ボトックス治療を定期的に行うことで、症状の改善が期待できるかもしれません。

どの原因による歯ぎしりや食いしばりでも、早めの治療が重要です。お気軽に相談してみてください。

 ・首こり、肩こり、偏頭痛
・熟睡できない（起きた時の倦怠感や顎の疲れ）
・顎関節への過度な負担による顎関節症の発症
・歯が欠けたり、折れてしまう可能性がある
・虫歯になりやすくなる
・詰め物、被せ物が外れやすくなる
・エラが張る、顔が大きくなる
・頭痛、肩こりがある
・歯の摩耗 歯周病を進行させてしまう

これらの弊害がありますが、自覚されていない患者さんもいらっしゃるため、以下のチェックリストを参考にしてみてください。

 歯ぎしり・食いしばりを改善する方法として、ボトックス治療があります。ボトックスは筋肉を弛緩させる作用があり、歯ぎしり・食いしばりに有効な治療法です。

ボトックス（ボツリヌス）治療の効果の持続力

効果の持続力は個人差がありますが、概ね4～6ヶ月が目安とされています。定期的な治療を行うことで効果の持続と改善が期待できます。