ヒアルロン酸をやめたらどうなる？気になる肌の変化を徹底解説

ヒアルロン酸は体内に存在する酵素によって分解され、時間とともに自然に吸収されていきます。効果の持続期間は個人差がありますが、一般的には6ヶ月から1年程度です。注入をやめると、注入した部分のボリュームが少しずつ減少し、最終的には施術前の状態に戻ります。この変化は緩やかなため、急激に見た目が変わることはありません。やめたいと思ったタイミングで注入を中止すれば、自然な形で元に戻れるのが特徴です。

長期間ヒアルロン酸注射を続けていた場合、施術後の仕上がりに見慣れているため、やめた後に鏡を見たときに物足りなさを覚えることがあります。特にほうれい線や唇、頬など気になる部分を改善していた場合、ボリュームが減ると理想の顔立ちから離れてしまうと感じるかもしれません。ヒアルロン酸自体に中毒性はありませんが、この物足りなさから「やめられない」と感じる方もいます。ただし、これは心理的な要因であり、健康面での問題ではありません。

質の良いヒアルロン酸を適量使用していた場合、皮膚がたるむことは基本的にありません。むしろヒアルロン酸が吸収されるまでの間、肌の保湿力が高まるため老化の進行が緩やかになります。しかし、これまで薬剤によって出ていたボリュームがなくなることで、相対的に老けて見えると感じる可能性があります。ただし過度な量を注入して皮膚を伸ばしていた場合は、吸収後に皮膚がしぼんでシワが増えるリスクもあるため、適切な量の注入が重要です。